真面目に働いてきました。
ルールを守り、空気を読み、
誰もやらない仕事を黙って引き受けてきました。
その結果、どうなったでしょうか?
評価されたでしょうか?
守られたでしょうか?
報われたでしょうか?
多くの人は、
胸を張って「はい」とは言えないはずです。
むしろ現実は逆です。
仕事をしない人ほど守られ、
声を上げない人ほど便利に使われ、
真面目な人ほど消耗していきます。
これはあなたの努力が足りないからではありません。
時代と構造が、すでに変わってしまったからです。
頑張る人が壊れていく組織の現実
ある組織に、
明らかに仕事をしていない人がいました。
メールは見ない。
業務は進めない。
都合が悪くなると嘘をつく。
周囲は全員わかっていました。
「この人はおかしい」と。
しかし会社は動きませんでした。
なぜなら、その人は
“問題を起こす力”だけは持っていたからです。
やがて、その人は上司と衝突し、
上司をハラスメントで社内通報しました。
結果どうなったか?
上司は異動。
問題の本人は守られました。
その瞬間、
組織は静かに壊れ始めました。
誰も注意しなくなり、
誰も関わらなくなり、
仕事は止まり、
真面目な人から心が死んでいきました。
これは特殊な話ではありません。
多くの職場で起きている、日常です。
なぜ「頑張る人」が報われなくなったのか
理由は一つです。
会社はもう、
「頑張る人」を評価していません。
評価されるのは、
・面倒を起こさない人
・波風を立てない人
つまり、
会社にとって都合のいい人です。
真面目に働く人は、
問題を指摘します。
現場を良くしようとします。
責任を引き受けます。
それは、
**会社にとって「リスク」**なのです。
だから今の組織では、
誠実さよりも無難さが、
能力よりも沈黙が、
評価されるようになりました。
出世という「幻想」が壊れた
かつては違いました。
出世すれば、
権限があり、
裁量があり、
守られる立場になれました。
しかし今の管理職はどうでしょうか。
責任だけを背負い、
権限はなく、
部下の地雷処理係になり、
給料は大して変わらない。
これは昇進ではありません。消耗です。
出世すれば報われる。
その前提が壊れた以上、
同じ戦い方を続ける理由はありません。
それでも働かなければならない現実
ここで誤解してほしくありません。
この記事は、
「仕事を適当にやれ」と言っているのではありません。
会社に迷惑をかけず、
与えられた役割を果たす。
それは社会人として当然です。
ただし、
人生まで差し出す必要はないという話です。
あなたが取るべき、たった一つの戦略
結論を言います。
他人の人生から、完全に手を引いてください。
・問題社員を正そうとしない
・組織を変えようとしない
・評価されない努力を積み増さない
代わりにやることは一つです。
自分の中だけで完結するものを、徹底的に積み上げてください。
・スキル
・知識
・発信
・経験
・選択肢
会社がどうなろうと、
誰が評価されようと、
あなたの価値が減らない場所を持つことです。
これは逃げではありません
多くの人は言います。
「それは逃げだ」
「無責任だ」
「社会人失格だ」
違います。
現実を直視した人間の、最適解です。
沈む船の中で、
船長を説得し続ける人より、
静かに救命ボートを準備した人の方が、
よほど誠実です。
最後に
もしあなたが今、
・真面目にやるほど虚しくなり
・正しいことを言うほど孤立し
・会社に希望を持てなくなっているなら
それは、
あなたが壊れているのではありません。
あなたの感覚は、
まだ正常です。
会社は、人を正しく評価するための場所ではありません。
仕事を回すための仕組みです。
そこでは、
真面目さが報われないこともあれば、
理不尽が通ることもあります。
だから必要なのは、
期待することでも、抗うことでもありません。
理解したうえで、飲み込まれないことです。
仕事はきちんとやる。
でも、自分の価値まで
会社の基準に預けない。
会社は人生の一部です。
人生そのものではありません。
